そして、本屋で立ち読みとか

本屋ではじっくりと読書と言うわけにもいかず。
かと言って、あれもこれもと、買ってよむには、お金がかかり過ぎる。
今考えているのは、速読だ。
映画「レインマン」でダスティンホフマンが演じたのが、自閉症だが、記憶力が並はずれで、本をパラパラめくるだけで皆覚えてしまう、という話。
それから速読の本もある。
読むのでは遅すぎる、目を動かすのでも遅い、ページ全体をぼやんとみるだけでまとめて読んでしまうとか。
本当にはどうかはわからないが、自分は確かに遅すぎだ。
そんなに早くなくてもじっくり確実に読めばいいと思っていた。
だが、早い人、若い者とか、驚かされる。
漫画本なんて電車の中でパラパラやって読み終えてしまうとか。
今の時代は速さで勝負と言ったところもある。
それが昔ののんびりの上に、加齢でさらにのろまになっては一緒にやっていけない。

で、速さを身につける必要がある。
読むのも、考えるのも、話すのも、みんな速さが必要。

だから、資料でも画面でも素早く読む。
そして即座に考え、そして早口でとちらずに話す。

早口言葉での訓練
いいにくい言葉での訓練
早読みの訓練

新聞なんかもそうだが、じっくりとばかり読んでいられない。
新聞なんて、日経なんか、44ページもある。
これをじっくり読んでいたら、半日はかかる。
いや一日かかるかも。
あの紙面の大きさからすると、44ページとは言っても本ならその8倍か16倍くらいあるから、実に372ページの本と言うことになる。(もっとも新聞は広告もかなりの面積を占めているので、実質その3分の2くらい)
そんな時間はないので、限られた時間内で読む。部分拾い読みではなく出来ればみんな見る。
早読みしないと全部見れないのだ。
今は昼休みの30分で見る。
少しはじっくり見るところもあっても、あとはどんどんめくりながら読む。いや読むというより見るの表現が近い。
それも訓練のつもりでやっている。

そして、本屋では、立ち読みで、あまり長い時間でなく、短い時間でさっと立ち読みをしたい。
その訓練に近いかも。
今日も本屋の一番の入り口のところにどんと飾ってあるところ、何冊も固めて並べておいてあるのからさらっと見る。
ときには分厚い単行本を1冊読む。実際は読むではなく、めくるだ。
はじめの1、2ページくらいはちゃんと読むが、そのあとは進むにつれてどんどんめくるスピードを上げてくる。ただめくるだけに近くもなってくる。とにかく最後までめくるのだ。
何か、実際には内容はわかっていない、だから読んではいないのかもしれないが、何か読んだような気分にはなってくる。
そして早く読めるような気になってくるのだ。

今日は、J.K.ローリングの新作「The Casual Vacancy」なる本が目について、1巻目を最後までめくってきた。
あのハリーポッターの作者である。
このめくりの立ち読みで、所要30分であった。
他に旅行雑誌で、鎌倉のガイドブックとか眺めて、計45分ほどの寄り道であった。

こんなことにしていたら、仕事の嫌だったこととかも幾分忘れたようになって気分も楽になってきたのであった。
(いやいや、実際は明日、もっと大変になるのだ。)