USBカメラの画像キャプチャー「LiveCapture2」

USBカメラの画像キャプチャーのフリーソフト「LiveCapture2」を使用しての感じたこと。

消費電力量の確認のために、電力会社の電力計メーターの前にUSBカメラを設置し、これをパソコンに繋いで常時の観測記録を行います。
一応、ミニのLEDライトを設けて夜間も通して24時間観測を可能にしてます。
あとは記録ソフトだが、フリーで良いものを見つけ使っていた。
「LiveCapture2」
起動スケジュール機能もあり、至れり尽くせりで、素晴らしいです。


だが、自分の目的にとってはちょっと問題もある。
一応あげてみると、

・≪繰り返しの処理時刻がずれていく≫
スケジュール機能により、時刻指定で開始機能があって良いのだが、一日のうちのある時刻だけが指定可能で、あとはそこからの時間間隔指定による繰り返しとなる。
それが、はじめだけ(また次の日の開始時刻で合わせられるが)はPC時刻に合わせて動作するものの、その後は指定の一定時間間隔で行うのだが、たとえば60分ごとに1日繰り返すと指定すると、そして開始時刻を何時かの00分に設定すると、はじめの起動は正時の00分に処理が開始されるのだが、後続は60分ピッタリではなく少しずつ後ろにずれていってしまうのである。

・日付毎フォルダへの格納に関して
 これも便利な機能ではあるのだが、前のことに関係して、毎正時に記録しようとすると、その時刻が微妙にずれることにより深夜零時の記録に関しては格納フォルダがそのときにより異なることになってしまう。
(本当は零時分は、日付が変わった後の日付としてのフォルダに収容して欲しいのだが、これが1秒でも早く動作してしまうと、これが日付変更の前の日の分としてフォルダに収容されてしまい、このブレが日によって異なると、ある日は一日に25個の記録があり、反面その隣の日には23個分の記録しかない、というようなことになる)
→時間間隔での処理でずれが起きるのなら、格納フォルダを決定する基準についても前後にシフトすることも可能にするのはいかがか?
(後ろずれしか考えていないかも知れないが、こんな状況なので間隔を数秒縮める対応もあるので、前にずれることもあるわけで。)


・≪止まってしまった画面を記録し続ける≫
USBカメラの接続にトラブルがあると、最後の画像を保持したままその画面をずーっと記録し続けてしまう。
(ちゃんと時刻ごとの画像を記録していると思っていたところが、あとで見ると同じ画像がずらーっというようなことになってしまう。もう時が過ぎてしまっていて取りこぼしとなってしまう。)

・<記録ファイル名が読みにくい≫
記録ファイルの名称であるが、日付と時刻をファイル名に含ませることが出来るのだが、数字の羅列で見難い。
(例)
live201111081600160005.jpg
これは、2011年11月08日16時00分16秒0005番目のjpgファイルであることを示している。
間に下線とかハイフンを使ってくれると見やすくなってうれしいのだが。
→live_20111108_160016_0005.jpg
くらいに。


これらの点が改善されると非常にうれしいのだが、そう簡単にはいくまい。


≪起動時間間隔指定と起動のずれについて≫
現在は1時間ごと、丁度0分のときに記録をしたいもの。
そのまま60分間隔で設定すると、最初の起動はいいとして、その記録処理が終了してから経過時間計測が始まるようで、その処理時間分が後ろにずれていくのである。大体(PCの繁忙により異なる)1〜3秒であるのだが、一日24回繰り返すために、一回2秒とすると一日の最後には48秒もずれることになる。そして起動開始時刻に達するとそこでPC時刻に合わせられる。
時間間隔による記録時刻のずれは、間隔指定を60分丁度ではなく、処理に要する時間分を引いたものにすることもやってみた。これによりずれを調整することは出来るものの、安定せず、進んだり遅れたりで、先に述べたように深夜零時のときの記録の収容フォルダがときにより日付変更前のフォルダだったり、日付変更後のフォルダだったりするのである。
出来ることなら、時間間隔指定は今回起動の時刻に、間隔の時間を加算することで次回起動時刻というようにして欲しいのである。
(こうするとシビアなケースでは、処理を終えないうちに次回起動時刻が到来してしまうというような難しい問題になるのはわかるのだが。うまい仕様にして欲しいのだが。)

≪止まった画面を記録し続ける対応について≫
 なかなかに自分で対応するには無理がありそう。
USBカメラが切れないようにすればいいのかも知れないが。これもどのようなときに切れてしまうのかがわからない。
≪対処案とも言えないが≫
せめて、そんな状態が続いていることを知ることが出来ないか。
記録した画像ファイルのサイズで検知できないか。
調査してみたところ、同じ画像でも画像内に日付時刻を表示する指定では、時刻は必ず変わるために、これにより記録されたjpgの画像ファイルのサイズは微妙に異なっているようである。ファイルサイズを比べて前回と同じなら画像が止まったままとの判定が可能と考えたものだが。
→では、画面に日付時刻を表示しないようにすれば、生成される画像ファイルのサイズは完全に同じになるのではないか。
→この結果は確実に同じサイズのファイルであった。
稼動しているときの画像ならファイルサイズが全く同じということにはない。なぜならメーターの数字までが変化するまでは微妙とも思われるが1時間も経てば必ず変化はあるもの。画面の中には電力計の回転盤の一部がわずかに画面に入っているので、これからも画像には何らかの変化はあるので、別のタイミングの画像においてまったく同じファイルサイズになることはまず考えられないくらいの確率である。



≪新しいバージョン≫
ホームページを見ると、ベータ版だが「LiveCapture3」が公開されていて、リクエストしたらサポートしてもらえるかなとも思ったりしたが、あまり要望ばかりいうのも、・・・
あまり定点観測とその時刻とかの正確性には重点置いてないようだし、意外と難しいのかも知れないし。
良くなっているようには思えるが、問題のスケジュール機能が無くなっている。(やはり難しいのかな。面倒なのかな。)
科学技術的に見ると、正確な時刻で処理することには価値があるのだがなあ。
それからCPUパワーをだいぶ食うようになっている気がする。
(我が家サーバーでは昔PCなので出来るだけ軽いソフトが好き)


てなわけで、なかなか人の作ったソフトではかゆいところに手が届かないし、そうなれば自分で作るしかないとも思うのである。
しかしそんな技術もないし作れるわけないし。
でもこれだって人が作っているのだから、何かがわかれば出来るはずとも思う。
ちょっと調べてみようか。