今度はマイコンに挑戦

マイコン、昔だったら、「マイコンピュータ」だったけど。
その「マイコンピュータ」は「パーソナルコンピュータ」つまり「パソコン」として発展してきた。

一方で、そんなに高機能ではなくとも、機器の制御等に使う1チップのコンピュータ素子の利用が各所で行われており、これが「マイコン」と呼ばれている。パソコンと区別する意味で、「マイクロコントロール」=「マイコン」と呼んでいるようである。

パソコンではデータの整理をいろいろとやってはいるものの、それはパソコン、あるいはネットワークにおいてでも、とにかくデータとして存在するものを対象として行っているものである。
パソコンに人手で直接入力するとか、ネットを利用してどこかから持ってくるとか、そしてデータさえあれば、EXCELとかデータベースを使用して分析等を便利に行える。
しかし、いざデータを測定しようとするとパソコンでは何もできないことに気づく。
気温にしても風力やら電圧電流やら、測定自体は他の専用機器で行い、その結果をパソコンに入力することになる。

これが高度な機器では、測定機器とパソコンが連結するようになって、自動で測定と記録ができるようになってはいるが、通常の我々の使用するパソコンではそれをやろうとすると大変なお金のかかるものになるのである。

でも、出来るはずなのである。
パソコンと機器を通信で連結して、測定と記録を自動化。

RS232Cを使う機器との通信が昔からあるのである。
今はこれに変わるものとしてUSBであるが。

先般、電力計メーターの観測を定時に自動で行うような仕組みを実現してみた。
と言っても、PCカメラを電力計の前に構えて常時パソコンで監視しておき、定時になったら、そのときの静止画像を撮影し保管しておくものである。
これにはパソコン側のソフトでそのようなものがフリーであったので使って実現している。

しかし、夜は暗くて画像に写らないとかあって、では照明をつけるかと思ってもつけっぱなしでなく必要なときにつけるような制御はできないかとか思うのである。

それから、自分なりに計測器を作って、パソコンから制御、およびパソコンにデータ収集するようなことをしたい。


マイコンとして、「PIC」なるものがあることを最近知った。
それから「H8」なるマイコンがあることも。
PICはマイクロチップ社の製品で、H8はルネサンスエレクトロニクスだったかな。
プログラムを作って書き込んでやればそのとおり実行するLSIのようである。

ただ、プログラムの書き込みはまた特殊なこと、特殊なものが必要なようで、このためにも初期費用が結構かかりそうなので、慎重に様子を見ていたのである。マイコン本体自体は数百円なのであるが、その書き込み装置やら何やらで万を超えそうで、ちょっと贅沢なおもちゃのように思うのである。

図書館でPICマイコンに関する本を借りて勉強してみた。
図書館の本は結構古かったりするので気をつけないといけない。その本も4年ほど前のものであるので、最近がどうであるのかを調べた方がいい。
本屋でも大きなところでないと、この種の本はあまり置いてない。
そのような本屋をやっと見つけ、立ち読みしたりしながら調べていたら、USBから直接にPICに書き込みできるものがあることを知った。
そして本の勉強をしたり、ネットで直接メーカーのサイトで仕様を調べたりして、さていよいよ試してみないと、となった。