マイコン

昔なら「マイコンピューター」=「マイコン」だったが、今ではそれが進化してパーソナルコンピュータ(=パソコン)となっている。
もう「マイコン」は死に語かとまでは思わずとも使う機会がないと思っていたのだが、とんでもないことに裾野の広い世界が広がっている。
マイコン=マイクロコントローラー」となっているようである。
考えてみれば、パソコンで何でも出来るなんて思っているが、本当はパソコンだけでは何も出来ないのである。
ソフトがあればパソコンはそれを実行し、その結果を出すが、そのためにはデータが無いとだめだし、結果もパソコンの中だけでデータとして存在するだけ。今はこれがネット世界にまで広がってはいるが、あくまでデータとして存在するだけ。

実はそのデータを作り出すことが必要で、そして処理結果を何かに反映させることが必要なのである。
そのために各種の計測機器があり、そして結果出力機器がある。
単にパソコンを使っている人はこの辺りにはほとんど目を向けない。
まあ、言ってしまえばあるのが当たり前。周辺機器と言われたりもするので、脇役、おまけ、くらいにしか考えていないのではないだろうか。

もちろんパソコンも進化して、入出力の機能を持ついろんなものを装備するようにはなっているが、なんでもかでもと言う訳にはいかない。必要の有無も人によって違うし、装備すればそれだけ、制御に大変だし、価格もどんどん上がるし。
だから必要な人だけ別に装備すればよいことで、オプションとか、別製品を接続することになる。

まあ、パソコンに装備するにしても別に追加で装備するにしても、それらは別機能として働き、そしてパソコンに連携する。
その別機能とは、ものによるが、近年のほとんどが、ひとつのコンピューターのように働いて、そしてパソコンと通信により(会話と言った方がよいか)データのやりとりをして、最終的にパソコン使用者の目的を達するようにしているわけである。

この別機能を行うためには、昔はメカとかも使われたが、今ではほとんどが電子回路によるデータ処理によるものになっていて、ここの心臓部に相当するのが、やはりコンピュータなのである。
このコンピュータは何でも出来るなんてまでの必要はなく、ある決まったことだけをすれば良いので、余計な指示を受けたりする必要もないのでキーボードも要らなければ、人が見る必要もない(相手のパソコンにデータを渡せばいい)のでディスプレイもいらず、だからOSも要らなく、ごく単純なプログラムが動作するコンピュータがあればいいのである。

⇒これがマイコンである。

最近では、家電製品のほとんどにコンピュータが搭載される、なんてことも聞く。
これがほとんどこのマイコンのことだ。(中には高機能で、パソコンに匹敵するものとか、千差万別ではあるが)

あることからマイコンに関心を持って見ていったところ、この世界もすごいことだと感じてきた。
(物事すべてだが、みなその分野でどんどん進化していて、それがいろんな形で融合し、今の便利なものが出来ているのだと、大いに感心したものである。小さな部品、抵抗器とかひとつをとってもその技術はすごく、これが最終的な家電やパソコン、そして携帯電話、スマートホンを実現しているのである)

まず出来るなら、触ってみることだ。
時間とお金は必要だが、工夫をしながら。
少しずつやりはじめている。

また継続してレポートをしてみたい。