夏至の快晴からの暑さ

夏至の太陽≫
22日(水曜日)は夏至であった。
例年は梅雨の真っ只中が普通で夏至の太陽を拝むことも稀なことである。
今年は最高の快晴となった。
とにかく夏至である。
一般的には、昼の長さの一番長い日として知られている。
自分はそれ以上に太陽が近い日、太陽の光の一番強い日としての認識の方が強い。
夏も太陽が好きな自分にとって、今年はまたとないチャンスであったわけであるが、これまでなら。しかし、今の状況では暇で好きなことができる反面、心に余裕がない。とても気楽に楽しめる気持ちにはないのである。
それでも閉じこもってばかりではつまらないので、車で出かけた。家内も誘って。
体調はあまりよくなく、暑い割りに体温が上がらないようで、車を止めてエアコンも止めて、しばらく暑い室内にいて、サウナみたいな感じにしていたら、しばらくしてやっと、汗ばんできた。
外に出ると、風が爽やかに吹いていて、汗もすぐに乾き、涼しくなってくる。体調がおかしいのか、天候が良いのか。


≪猛暑≫
予報では梅雨の中休みとかで、晴れも一日だけかと思われたら、次の日も晴れ、そして次の日も。結局三日も晴れて暑かった。特に晴れ二日目の23日(木曜日)は各地で最高気温を記録。熊谷ではこれまでの日本での最高を更新する39.8度までなったと。
この原因というか、意味というか、この時期に快晴となれば当然に考えられることだと自分は思っている。
つまり、こうである。
日本における、夏の暑さというものは本当の夏の暑さではないと考えているのである。
本当の夏の日差しとは、この夏至を中心とした太陽の日差しのもっとも強くなるときが当然ながら一番暑くなるはず。
周りの温度が上昇するには数日かかることを考えれば夏至の当日というよりは数日は後ろにずれることは当然にあるが、そうすると、通常の日光の状況ならば6月末から7月前半までが最も夏らしく暑い時期になるはずと。
ところがそのころの日本と言うと、大体が梅雨前線の雲に覆われ、その突き刺すように暑い日差しを雲が遮ってしまっている。それで最高の夏の暑さは知らずに、その後の梅雨明け後の日差しを夏と思うわけである。
でもそのころには既に太陽は夏至からひと月ほど過ぎ、南方向にずれ始まっているのである。それだけ日差しは弱くなってきている。

つまり、夏の本当の暑さは、夏至近辺にあるわけで、このころにたまたま晴れとなれば暑さも相当なものになるのは当然のことであるのである。
と言うのが、私の持論。それで何のこともないが、八月のムシムシの暑さよりはキラッと輝くような夏を感じるときであり、このころの晴れの日を楽しむのもいいかと。いつも期待していたものである。