落ち葉の乱舞、だが良くない

ちょっと散歩で公園で鉄棒なんかして、林のベンチで休もうと座ったら、何やら落ちてくる。虫でもないよな、と見ると、枯れた葉のようである。
そこはメタセコイヤの林の中、その枯れ葉である。
枯れ葉とは言っても、広葉樹の葉ならまだ風情もあろうだが、それはモミの木のような葉っぱで、それほど硬いほどではないにしても首筋にでも入られたら嫌である。昔、子供のころに稲の野毛っぽいのを思い出すようである。
風が吹いて、木が揺れて、パラパラと雨のように降り注いでくるのである。思わず襟を合わせ首筋を締めて防備の態勢に。木ノ下だろうが少しくらい離れてもそちこちから飛んでくる。
比較的樹木の少ない空間に移動だ。それでもちょっと強い風が吹くと遠くから降ってくる。
ちょうどその季節なのだな。
花吹雪を思い出す。花見のときとかに見るけど、こんな落ち葉攻撃の雨霰に合うのは初めてだ。そんな暇なことしてるからだね。
少しのんびりと考え事でもしようかと思った矢先のことだった。
風は止まず、むしろ強くなる気配。寒くもなってきた。明日は冷えるそうなので、もうその徴候だね。帰るとしよう。ちと残念ながら。