ノートPC(FMVNB50L) バックライト交換(2)、分解予備調査

ついに分解調査することに。
このPCをどうするの?と家内も気になっているようす。
応援してくれるなら思い切って分解してみようか、なんて人の気持ちに期待したりして。
そして写真撮影を手伝ってもらったりしながら作業を開始した。

前に途中まで分解したことがあり、その写真を参考にしながらはじめは順調に進む。
今回の目的は液晶バックライトの交換のための事前調査なので、ディスプレイ部分のみの分解である。
(前回は本体側もかなり分解した。そしてCPUクーラーのファンのつまりを発見、それをきれいにしてファンの効率が良くなり騒音も激減している)


ディスプレイの分解、難しい。
何度も行き詰まり、作業は困難を極めた。(なんて、プロジェクトXみたいに)
それでもいろいろ考え(知恵の輪を解いてるみたいに)、紆余曲折を経ながら何とか少しずつ進む。

ねじを外し、接着を剥がし、テープを剥がし、コネクタを外し、恐る恐るだんだん進める。
元に戻せるのか不安になりながら。

ある程度分解を進めたらバックライトが見えるようになるかと思ったがそうでもなかった。
結局は最後の最後まで完全にばらばらするまでしないとバックライト用の冷陰極管を取り出すまでにはいかなかった。
その前に液晶部分のフィルムシートが何枚も重なってる部分を外したり、接着剤で止めてあるところも全部剥がして、やっとのことでバックライト部分を確認するところまでいった。

それは(ものすごく細い小さな蛍光灯管のようなもの)やはり両端が黒ずんでいる。蛍光灯管の寿命のきた状態と同じである。
これを取り出すところが難しかった。

そして次は、この蛍光管の交換をどうやるか、である。
交換できないと意味ないのである。
両端がゴムキャップのようなものがある。これがないと電極の絶縁に困る。
これを電線コードにそってずらせるかを試してみた。
少しゴム部分にひび割れを起こしてしまったようである。
でもこのようにしてゴムキャップをずらして、見えるようになった電極部分の接合を外していく必要がある。
そして新しい蛍光管を接続して、またキャップを被せて元と同じようにする必要があるのである。

この辺りも難しそうである。
細かいところではんだ付けをしたりになる。

そしてそれがうまく行ったとして、最後は組み立てをキチンとして元通りにすることである。
これがまたまた難しい。
蛍光管が取り付けられている金具に導光板と言うのか透明ような2ミリ程度厚の板があるのだが、外すときは何のことはなかったのだが、組み立てのときにはこれがなかなか入らない。
周りは接着剤の名残があって、適当な関係のないところでくっついてしまったりするし、その金具にはうまく入っていかないし。
家内にも手伝ってもらった押さえてもらったりしたがうまくいかない。

それから方法を考えた。
あらかじめ紙をその溝に挟まるように入れておき、その間にこの紙に滑らすように板を進めていく。
そしてギリギリの金具の間に入っていった。それからお助けに入れておいた紙を引き抜く。
こんなことでうまくいくなんて、ちょっと自分でも驚き。

いろいろと再組立ても結構難しい。四苦八苦しながら、もう途中から体裁なんて構っていられなくなってしまった。いろんな板があったりするのだが、初めは持ち方にも気を付けて指紋なんか付けたりしないようになんて、それが構っていられなくなってしまった。
そして何とか組み立て完了。
さてもとに戻っているかの確認。
電源投入。OK。
ディスプレイ点灯。OK。
前と同じ赤みがかりだけど。
画面表示内容も異常はないようである。

これで分解調査の終了である。
目的である交換部品のサイズの確認、それから交換方法の確認も一応OKと。

蛍光管(冷陰極管)のサイズは太さ2ミリ、長さ30センチであった。
以上。

あ、それから、今回の分解に要した時間は、3時間もかかった。
再組立てにもかなりかかった。1.5時間ほど。
疲れた。

次は部品調達だな。
特殊なものだけに一般には売られていない。