英語の勉強に「華麗なるギャッツビー」を映画と洋書で

それほど気持ちがあって観たものでもないのだが、映画で「華麗なるギャッツビー」を見て、これを勉強しようかと思ったのである。
原作とかをネットで調べていくと、かなり古い時代の小説のようで(1920年ころ)、20世紀小説での人気で第二位であるとか。
洋書があるかを図書館で見ると、有る。
貸し出し中であったが予約で数日後に借りた。

なかなか読み進まない。
読もうとしても、わからない単語がぞろぞろ。
ちょっと辞書で引きながら、書き出したりしたりしてみたが、
初めの2,3ページで、かなりの数に上った。
40単語ほど辞書を引いた。
と言うことは、それだけでも相当な時間を費やしていたことである。
そんなことでは、その本1冊を読み終えるのにどれだけかかることやら。
ページ数はそれほど多くないとは言うものの、150ページくらいだからたいしたことないものの、その調子では数か月はかかりそうに思われる。
そして単語を辞書で引いて覚えて、と思うが、すぐあとに見直してもその単語を覚えていない、のである。
(記憶力の問題)
どうしたらいいだろう。
そんなことしてるうちに映画もやらなくなってしまう。
本を借りていられる期間も限られている。
(2週間、さらに延長で+2週間)


そこで考えた。
まともに読んではいられない。

まず電子化する。

◆スキャナで読み取り、OCRソフトをかけて文字データにする。

◆これをインターネットエクスプローラで閲覧できるようにする。

◆インターネット閲覧では、グーグルツールバーの翻訳機能の「マウスオーバー辞書」の機能を使う。

そうすると、わからない単語のときに、その文字の上にマウスカーソルを持っていくと、日本語の意味が表示される。
つまり自動的に辞書引きを行ってくれるのである。
(意味は簡単に表示される程度のものだし、ものによっては、語尾の変化等によっても、意味が表示されないものもあるし、中には、読みそのものがカタカナになった形で表示されるものがあったり、ではあるけど、無いよりははるかにマシ。)

そして、とにかく内容を見ることではなく、ただひたすらに本の電子化の作業を行ったのである。
これに要した苦労は大変なものでもある。
また、これは個人的には利用するのには構わないだろうが、これを公開することには著作権とかに問題があるかも知れない。
(今も政治的にも議論の的にもなっているが、作者が亡くなってから著作権が解除されるまでの年数を現状50年から70年にするとか。この作者は1940年代に無くなっているかと思ったが。すると50年は過ぎているが、70年は、はてな?)

と言うようなこともあって、苦労して作成した電子ブックであるが、ここで公開するわけにはいかない。
(もし、状況により、それが問題ないことが確認できたなら堂々と公開することにする。
個別にはローカルに近いホームページでリンクをしようと思う。

☆★★
そんなことで、やっとのこと、インターネットでその小説を原語で読むことが出来るようになった。
マウスオーバー辞書の機能して読みやすくなった。(記憶できるかは別の問題)
とにかくたくさん読んで、出来るだけ馴染むことかと思う。

そうしてから勉強してから、もう一度映画を観に行きたいと思ってはいたのだが、それにしても、この段階でかなり日数を経過していて、この調子で読んでいても、映画は終わってしまう。
それで、映画を見てきた。二度目。
かなり字幕を読んではいたけど、それでも前よりは少しは分かるような気がした。話の筋もさらに確認できたし。

洋書の電子化の苦労話もいつか書けるといいけど。