別の生活を考えると

誰しも新生活は大変なものである。
でも、希望のあるものである。特に新人の場合は。
では、新人でない場合はどんなものであろうか。
そもそも生活は一人では基本としても、何から何まで大変なことであり、子育てなんぞするにはやはり共同のものが必要となり、夫婦の生活となるのであるな。
一人よりは二人の共同の方が、何かと共用による節約効果があるからかな。
そして役割分担の意味がある。
それにより、仕事だけに専念したり、家事だけに専念したり出来る。
それが一人だと、子供が居ないにしても、仕事も家事も何もかもすべて自分ひとりでやらなければならないのである。
でも、これが基本なのかもしれないとおもう。
そしてそれを経て、家庭としての行動に移る。

これは至極自然の成り行きだから抵抗もなく進むのであるが、これとは逆の場合は、なかなか難しいものと思う。
要するに、何かに慣れてしまったものに、そうでないものに戻ることの難しさだろう。
女は基本的に家事をこなしているから生活一般には困らなくなっているだろう。
しかし、男は、仕事以外はみな妻に任せていて、はじめのころは自分でも自炊でも何でもできたものが、いつの間にか、齢を取るのと重なるように、どんどん衰えてくるのだな。
だから一人暮らしとか言っても昔ほどに簡単には踏み切れなくなる。

でも考えてみれば、長年のことであるが、仕事でほとんど家に居ず、週末に居る程度なのだから、基本的には仕事をしていた男は、家にはあまり関連がないと言うべきかも。
ある程度の条件が整えば、家でなくても生活が出来るのではないかと思う。
その条件とは、お金か。それから、車のこと、インターネットのこと、基本的なこと。
これは家で普通に備えていたインフラのことだな。
やはりインフラは必要と言うことだ。
そしてこの辺りはやはり難しい。
一軒単位の費用になっているからだ。
これが共同の効果であるわけで。
これが別の場所であると、別々に必要になる訳で、そうすると、単純に費用が倍にかかるのである。
これが勿体なくて、しかたないからお互いに同じ家に所属しているようなものなのである。
この辺りが柔軟になれば、もっと行動しやすくなるように思う。
まるで携帯電話の番号ポータビリティとかに似ている。
逆に、家族割引とか2年割引とかは、解約違約金とかあって、とてもやりにくい制度であるが。
(いろいろ、ただ思うところであった)