スルメイカ調理、最近はじめた。今朝の日経新聞にスルメイカのこと。
スルメイカの解説が1面を使って載せてある。
「イカの神秘 スミズミまで」 <おうちで理科>
題からもわかるように、家庭のこども向けのようなもので、簡単でわかりやすい程度のものであるが。
抜粋すると、
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<外観>
ひれ、外とう膜、目、腕、蝕腕
ろうと管、口
<胴体を開いてみると>
胃、肝臓、直腸、墨袋(黒い部分)、えら
<こういうわけで>
イカの細長い胴体はじょうぶな筋肉でできている。
胴体に海水を入れては、ろうと管から噴出して前にも後ろにも進むことができる。
大きな肝臓は、全身の筋肉を絶えず動かす栄養分をたくわえている。
口に付いているカラストンビは、鳥のくちばしのように鋭くとがっているので、この名前がある。
大きなレンズの部分(水晶体)は、虫眼鏡のよう。カメラのようにレンズを使ってうつる景色をみている。
左右のえらを取り出して酸素系漂白剤かオキシドールをかけると、太い血管やえらのひだが青く見えてくる。
イカの血液は酸素を運ぶ成分が銅を含んでいるため、それが酸素と結びついて青くなる。
<イカと世の中>
イカのなかまは海にしかいない。
世界中の温帯から熱帯の海に、450種類近くのイカがいる。
海産物が豊富な国ではたいていイカを食べているが、刺し身で食べるのは日本だけ。なかでもスルメイカを一番たくさん食べている。
イカ釣り船は、強いライトの光でイカをおびき寄せる。こうした漁船の光を「漁火(いさりび)」という。
イカ釣りの漁火は、国際宇宙ステーションからも美しく輝いて見えるそうです。
イカは、食用以外にもいろいろ利用されている。
古い写真の色をセピア色というが、この言葉の元になったセピアという黒茶色のインクは、ヨーロッパの地中海沿岸地域でイカ墨からつくられてきたもの。
イカは筋肉とそれを動かす神経がとても発達した生き物で、神経がどのように情報を伝えているかを調べる実験材料としても使われている。
最近は、生きものの情報伝達のしくみを応用する「バイオコンピューター」の研究にも役立っている。
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最近、スルメイカの調理に挑戦し始め(まだ2回だが)、刺身、焼き、塩辛を作ってみた。
昔から「わた」とは聞いていたが、それをちゃんと見たのは今回がはじめてである。
いったいこれは何なのだろうかといぶかしがりながら、ネット情報や動画を参考にして、焼きや塩辛に使って見たところ、とても美味しい調味料といったところ。
イカの内臓のかなりの部分(半分よりもっと大きく)を占めているこの「わた」は、肝臓のことのようである。
(ここでは、「わた」という表現は出てきてないが、図(見せられないが)から見ると)
それで納得し、また安心もした。
見るからに、ゲテモノ感じだし、排せつ物だったりではないかとか思ってもいたので。これで安心して人にも奨められる。
墨袋を取り去るときに一緒にトルところが直腸のようである。
ここを先に取り去り、そして先の方にある、ぐちゅぐちゅのところ、胃とかの部分のようである。
大きな円錐形の茶色のものが「わた」で、この中身は細かい糸のようなものがぐちゅぐちゅになっているようでもあり、これは肝臓の中の毛細血管なのかもしれないと思った。
慣れてくると、塩辛とか安く簡単に出来そうなので、また時々、イカの調理をしてみようと思っている。