武蔵野線の運行システムの欠陥

武蔵野線で9月7日(金)の朝に発生した人身事故によるその後の遅延について苦言、抗議
事故発生そのものは早朝で、6時半のNHKでも情報が流れ、運転再開したとのことを聞いた。
武蔵浦和から東松戸、そして北総線へ乗り換えるルートを利用している。
その後多少の乱れはしょうがないと思いながら、少し早めに家を出たものであった。
7時20分ころ武蔵浦和駅に着くと、府中本町方面の電車があまり来ないようでホームへの入場制限をしている。
反対方向はやはり本数は少ないようであるが、ほどよく来た電車に乗って、まずまず行けるかと安堵であったのだが、新松戸に来てから調子がおかしくなってきた。前がつっかえているからしばらく停車と。動いたが新八柱との中間でまた停止、動いてやっと新八柱にきてもまた停止、そしてやっと新松戸に。自分はそこで降りるが、どうもまたそこでも停止の様子。こんな運行、なぜ?
途中までは順調だったので、早く出た分、早く着くかと思ったらとんでもない、逆に乗り換えには遅れるし、あと2駅まできていて、事故現場は全然違うのに。

事故の影響がいつまで続くのか?
事故障害がなくなって運行再開から2時間以上もたっていて、この有様とは。

京葉線との直通運転を取りやめて西船橋折り返しにして、その折り返しで手間取っているものだろう。
以前にも、府中本町での折り返しの手間取りから、遅れの回復どころか遅れ鈴なりがよくあった。それでも貨物だけは優先して通してると、皆腐りきっている。そんな文句を言うものもいない今の時代をいいことにしている。

これは運行システムの欠陥だ!

府中本町での折り返し、だいぶ昔はホームから方向を切り替えて発車していたはず。その後、方式を変えたようで、いったん引き込み線まで進み、そこで切り替えて反対方向のホームに入線するようになり、これに相当の時間がかかっているようであった。
(たぶん、運転方向を変えるにあたり、いったん折り返し用引き込み線まで進んだら、今度は運転手がまるっきり反対の運転席まで車内を歩いて移動していると思われる。その前に運転手が双方に乗り込んでいるような対応を行っていれば別だが。)

西船橋駅での折り返しシステムはわからないが、結局、反対側ホームに入線するために、別の場所へ移動後に向きを変えて入線してくるのだと思う。それに手間取っているのだと思う。
そこに輪をかけるのが、貨物優先主義だ。
乗客には迷惑をかけても弁済とか何もないのに対して、貨物は荷主への対応があるのだろう、だから被害をできるだけ抑えたい、だからできるだけ貨物を優先して通す。人は二の次だ。またまた前に通っていた府中側のときの話だが、参ったものだ。夜遅くなっても回復どころか、貨物が3本も続けて通り、旅客は30分おきくらいとか運休とか惨澹たるもの。それでも文句を言ってるような暇な者も最近はいなくなったのでJRも楽なものと皆思っているのに、知る感覚もないであろう。

府中側に比べると西船側は貨物の数は少ないようであるが、何かのときには同じようなことを見聞きするのである。(同居するのは仕方ないが、あからさまな貨物優先は、それが武蔵野線の評判を落としている)

いろいろ難しい点はあるのはわかるが、京葉線との直通運転は、何かのときはすぐやめてしまうのだから、そのための対策はとっておかなければ運行システムとは言えない。欠陥システムだ。

すでに事故障害はなくなっているにもかかわらず、折り返しの不手際のために、かたや間引きのように少なくなっていて、かたや前がつっかえていて、無駄に足踏みしているようでは情けなくなってしまう。そんな路線を利用しなくてはならないことにさらに情けなくなってしまう。
かといってそのために全体の運行量を落とすような姑息な手段もとって欲しくない。(ついでだから言うけど、何か心配な状況になると早めに間引きする癖がある武蔵野線とも、知ってるかな。)