電力計観察記録を自動化期待

電気使用状況把握のための電力計観察記録は実際には大変なものである。
電力計メーターは単純にこれまでの(メーター設置時からの)積算値を表示するだけのものなので、これまでの1日間でどのくらい使用したのかとか、この1時間がどんな使用状況なのか、と言ったことを知りたい場合、その過去の時点でのメーター表示値を控えておいて、現在の表示値から差し引くことでこの区間での使用量を求めることになる。
だから、過去の記録が必要になるのである。

⇒電力計

⇒おまけで、 ガス計


だから過去に遡ってみたいときに、どれでも自由に参照できるデータの記録は難しいので、目的に合わせたデータ記録をすることになる。
使用電力量を知るには、定期的に時間間隔で記録し、時間区間での使用量を求めることと、ある区間のみの使用量を求める区間スポット測定の考え方もあると思う。


今考えているのは、出来ることなら、出来るだけ細かい時間間隔で記録をとっておき、そのときの電力使用量の把握と電力使用量の変化を捉えたいことである。
だから出来るだけ細かいポイントで記録を残せたらいいと思っている。
しかし、これを細かく記録しようとすると、それだけの細かさで観察記録を行わなければならなくなり、かなり難しくなる。
またデータの数も多くなり、そのデータ処理にかかる手間もそれに応じて大きくなる。


観察記録方法と言っても、それほど新たに費用をかけるつもりはないので、高価な便利に作られたものを買うことははじめから対象外としている。
そうなると人海戦術みたいなものになってしまい、とにかく時間になったら、人がメーターを見に行って、メーター値と時刻をメモする。それをパソコンのデータ表に打ち込み、EXCELとかで整理し、グラフ表示を行ったりする。


次には、メモしたりするのも、結構間違いもあったり面倒だったりする。特にそのメーターは外にあって、屋根のないところなので雨には当たるし、周りは自然で、蚊などもいて、あまり落ち着いていれるところでもない。それに周り近所の人目も気にしたりで、あまり時間をとらずに正確にメモ記録を残したい訳である。
そのためにデジカメを利用してみたのだが、これは自動ではなく手動でしかない。


これでは、記録に行くことを忘れたり、出来なかったりした場合には、記録は無しで欠落となってしまう。
例えば1時間に一度決まった分のときに見に行くなんてことを1日の中で24回も行うなんてとんでもない話ですね。
よっぽどそのために高い給料でも貰えるのなら、仕事であるのなら、やるだろうが、稼ぎに何の役にも立たないデータ観測のためにはとても出来ることではないね。
ほとんど趣味のことに近いことなので、それどほ手間、暇、金をかけずに、何かのついでにちょっとで出来るくらいのことを考えるしかない。


それで現実的に考えたのが、最低1日に一度、ある程度決まった時刻に観測記録をすること。
朝起きてのほどほどのときに、ちょっと外を見て、外に出て、デジカメを持って、そしてメーターを撮影、そしてついでに外の様子の写真や草花の写真とか撮ったりすると、それほどそのための負担をそれほど感じずに出来るのではないだろうか。
実際に、自分は、これを2ヶ月ほど続けている。
(まあ、これでも家を不在にしたり、とかなれば、定期的なデータ取得はできなくなってしまうのだが)


次にデータの整理であるが。
デジカメに撮影したデータをEXCELに打ち込み、前回の記録との差を算出し、今回までの使用量を出すのである。
それがある程度の回数、期間を継続してデータが溜まったら、これをグラフにあらわしてみると、使用量の推移や状況を絵で見ることが出来る。
これを一月くらい続けると、日によって使用量が違うのが見えてくるでしょう。
夏の暑いときは、その暑さによって、クーラーや扇風機の使用が変わってくるので、それに応じて電気の使用量も変化するのが見えてくる。
(ここに気温の状況も合わせてみれるようにすると、よりわかりやすいかと)


そんなことを続けて思うのであるが。
一日の中でも、昼と夜そして深夜と、時間によって、使用状況が大きく違うはずのことである。
それが、1日1度の測定観測では何も見えない。
1日分として平均の結果しか見えない。


それにはやっぱり、せめて1時間に1度の観測記録くらいは欲しくなるのである。
そうすると先にも触れたように、とても人力だけではこなしきれないのであって、何らかの自動化を考えるしかないのである。
それで考えられるのは当然電子機器の利用であり、パソコンとかの利用である。
しかし、あまりお金をかけずに、は難しい。


と思ったりして、過ぎていたものであるが、最近、ちょっとしたことも関係して、新しい展開になってきたのである。
スカイプから発展したようなもの。さて、だらだら長くなってしまったので、続きは次回にと。