電力メーター記録の第一歩 : デジカメで撮影

東日本大震災の後、東京電力福島第一原子力発電所事故による電力不足から節電意識が高まったいる。
我が家ではもともと節電意識はあるもので、ただ、これまでは何と言おうか、ミエみたいなものかも知れないが、それから当然ながら甘えがあるが、、それほどやっきになることが出来なかったものである。

以前から電気、ガス等の消費量や使用量については、EXCELにデータを入力しており、統計としてみることは出来るようにしてきている。
しかし、これは各会社からの請求書からのデータを控える程度のものであり、そうすると、月一度の計測でしかないのである。

これでは、どのようなときにどのくらい使用しているのかは感覚的のはわかっていても実際がわからないし、その実感がわかるのも翌月以降に請求書がきてからとなって、これでは時間差から実感もずれてしまうことになっている。

だから、出来るだけ、出来ればリアルタイムで状況のわかることがいいのである。


前置きが長くなってしまったが、要は出来るだけ細かなデータが欲しいのである。
測定のための基本は電力会社の設置したメーターである。
これを随時観測すれば、その推移から使用量を把握でき、それがリアルタイムであればあるほど、その状況がよくわかるはずなのである。
たとえば、今ちょっと前からメーターの上がりが大きくなったことがわかれば、そのときに何をしたのかを考えればその原因を求めることも出来るであろう。
そして、何かの使用をやめることでメーターの動きが低くなることが確認できれば、そのことにより、アクションにより使用量が変化することがわかり、そして、何をすれば節電になるかの感覚がつかめることになると考えている。


≪メーター記録の第一歩 : デジカメで撮影≫
とにかくメーターを記録しなければ始まらない。
でもメーターの値だけではだめである。
そのときの時刻が重要なのである。
そしてこの観測値が複数個準備できたときに、その区間での電力量がわかる。
メーターの数値からの差で使用電力量がわかるほかに、それぞれの観測の時刻から時間差を求めると、その時間で割ってあげれば時間当たりの平均の電力使用量がわかるのである。

この一番の方法はデジカメで撮影だ。
データの整理はいつやるかは別にして、とにかく観測記録すること。
メーターの中身とそのときの日時を一緒に確実に記録する。そのためにデジカメは絶好である。

とにかく、6月ころから、これでやってみた。
はじめは、思いついたときにこまめに撮影してみた。


いろいろ問題はある。
撮影のためには外に出ないといけない。だから服装格好が少しは気になる。
メーターを撮影するには、カメラ構図での大きさとピントが重要。
遠すぎると小さくて後で読み取ることが難しい。
メーターの保護カバープラスチックでの反射で写真が見えにくくなる。
暗いときはフラッシュ撮影となるが、このときもフラッシュの反射で絵がつぶれてしまうこともあるし、暗い中で撮影しようとすると、ピントの合わないままとなることが多い。
薄暗いときはスローシャッターになって手ぶれ写真になることがある。


それで、会得した撮影のこつ。
・メーター部分を十分大きく写す。
・ピントが合いにくくなるので、近接モードにする。
・手ぶれを防止するために、手の指で小指を伸ばしてメーター本体に付けて支える。
・暗闇の中でフラッシュ使用の場合は、いきなりカメラで撮影ではなく、ライトを用意し、メーターを照らしながら撮影する。
 (最近のカメラは見える映像をもとにピント合わせするために、まず少しでも見えないとピント合わせもできない)

こんなところか。
そして、毎日同じ時刻に撮影記録することかな。
そうすると、この差から一日の使用量がわかるようになる。
これをグラフにつければいい。

やっぱりEXCELで整理だな。そうすれば、時間差と使用量の計算も出来、そして単位時間当たりの量とかの計算算出も簡単に出来る。
グラフも出来るし。
これを続けて、折れ線グラフとかで表すと変動の様子が見えてくる。