「バベルの塔」について

調べたところ、以下のようである。
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旧約聖書創世記第11章によれば、世界の言語がひとつであった昔、人々は集まって天まで届く塔を造り始めた。神はこれを見て、人間の尊大をこらしめるため、言葉を乱して、お互いに意志が通じ合わないようにした。そのため、塔の建設は中止され、人間は以後各地に分散し、それぞれの地方の言葉を話すようになった──。

この「バベルの塔」は、実際に存在したのです。新バビロニアの王ネブカドネザル2世が造ったといわれる神殿がそれです。現在はその基盤の跡しか残っていませんが、推定される塔は縦・横・高さともに90mの大きさの四角錐で、7段になっており、頂上へはらせん状の階段が設けられていました。

のち、アレキサンダー大王がバビロンに立ち寄って、このバベルの塔を再建しようと計画しましたが、崩壊した塔のれんがを取り除くだけで、1万人の労働者を使って2ヵ月もかかるほどだった、ということからもこの神殿の大きさが十分想像できるでしょう。
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