せみが静かになった

やっと静かになった。1時間ほどにぎやかだったようだ。それも先ほどなんか、斜め隣の家の近くで鳴いているなと探しに行ったら、だいぶ近くでそれも低い辺りから聞こえる。生垣の辺りかと探していたところ、なんと舗装のアスファルト面に這いながら、鳴いているのだ。こちらににじり歩きながら鳴いているのだ。何か妖怪のような連想をしてしまい、さっちゃんを家から呼んで見せ、写真を撮ろうとしたところ飛び上がって写真には撮れなかった。そのあと前にいた隣の家のベランダ辺りに止まろうとしたりしていたが、それきり所在がわからなくなり、鳴き声も聞こえず静かになったのである。ついにどこかへ行ってしまったようである。そうなってみると淋しいものでもある。気温はますます上がって、32度。たまらず、クーラーを入れた。

  • せみは他にもいた

観察してみると、庭の木には他にも2匹のせみがいた。いずれもあぶらぜみ(ジージーゼミと同じか)で、鳴かないからわからなかったが、静かにとまっている。ヒバの木だろうと思うが、幹の色と表面の様子があぶら蝉の模様と似ていて隠れるのに好都合のようだ。いまさら蝉取りでもないだろうし、でも気持ちを引かれる。小さい頃の思い出がよみがえるのだろう。デジカメを持ち出し、カメラでの蝉撮り、をしてみた。どのくらいうつるだろうか。
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