眼の閉じた視界内に残像のような、回るものが

半月ほど前から、気づきはじめたのだが。
眼を閉じたあとに、縁をぐるりと回るようなものを認識する。
ぼんやりしたボールのような感じで、スーッとその後も残像を引きながら動いていくのである。
残像であろうと思うのだが。
それが縁をぐるーっと回るようにして、一周までするのでないのだが、薄くなりながら半周ほどして見えなくなってしまうのだが。
これは眼球が回ることだろうか。
眼を閉じたときに、眼球が勝手に回ることなのだろうか。
以前にテレビの何かで、たぶん、がってんかもだが、人の眼は眠っているときは閉じている目の中で、正面を向いているのではなく、上の方を向いているのだとか。
だから、眠っている人のまぶたをそっと無理に開けてみると、黒目は上瞼の上の方に隠れていて、正面には白目ばかりが見えるという。
でも開けたときは何のこともなく、自然にそのまま見えるのだから、その前に目が正面でなくどこかを向いているなんて考えにくい。
もしそうだとすると、目を開けるより前に、眼球の向きを正面に直していることになるのだが。
逆に言うと、目を開けようとする動作は、そのまえに眼球の向きを直す動作が終わってから行われること。
そして、目を閉じると、まるで飛行機が飛びあがった後に脚部を胴体にしまい込む動作みたいに、瞼の内側では、眼球をどこか楽な位置に収めようとするのだろうか。
眼をパチクリパチクリするようなときはどんなだろうか。
それは意識がそうさせるのだから、それに応じてすぐに開けるときには普通に閉じるときのような動作はしないで行うようになっているのか。
自分の意志で何かの動作を行うにあたってはそれに応じた動作を、あらかじめ行ったり、また後にはそれなりに所定の動作を行うことをしているのか。

残像事象があることはわかるのだが、どうも加齢とともになのか、または何かの異常によるものなのか、それを異常に感じるようになったのかも知れない。
そのような事象は、目が疲れてのようなときに、両手で顔を、目を、覆うようにしたときに、瞼を閉じ、さらに両手で隠されて暗くなったようなそんなときに、見えるはずのない眼球の中に光を感じるのである。

寝ているときにも感じることがあった。
真っ暗い中で寝ているときに、何も明かりは無いのに、さらに目を閉じているのに、何か、上の方に明かりがあるような感じ(明かりそのものが見えるのでなく、明かりが上の方にあることの感じ)を感じることがあるのである。
電気でもついているのかなと、目を開けてみるが、目を開けても何も明るいものはない。かえって暗いくらい。
異常だな。いろいろ。
どんどんこんなに変になっていくのだろうか。

考えてみると、目は、いろいろ変なことがある。
昔から疲れ目、眼精疲労、いろいろ気になるところがあった。
そんなでずーっとやってきていた。
眼鏡もいろいろやった。
最近は、目を開けているのがつらく感じる。
ドライアイか白内障かとも思ったりする。
ざわつく感じもする。
だから、つい、両手で目を覆って、休ませるようなしぐさをしてしまう。
そうすると、先ほどから言っている、残像のようなことが気になる。

そう言えば、耳もいろいろ気になることだな。
思えば、いろいろ、いっぱいだ。