髪の毛は生きているのではないか?!

髪の毛は、ハサミで切っても、痛みも感じないし、とても生きているとは思えないものではあるのだが。
なぜか髪の毛は生きているのではないだろうかと思うのだ。
そんこと気にしているから床屋さんで聞いたこともあるのだが。
にべもなく生きていないと言う。
そりゃそうだな、ジョキジョキ切ってしまうのだからな。

髪の毛は、洗髪直後はさっぱりしているが、一日も経つと、少ししんなりしてくる感じがある。
三日もすると、油でべとつく感じもする。
自分は、夏場で汗かくときはなおさらだと思うが、脂汗あると思う。額なんかの生え際も脂汗を感じる。
なので、それが根本から伝って毛全体が汗や油でしんなりするのかとは思う。
床屋でもそのような見解ではあった。

でも、何かあるような感じがするのだな。
その毛の変化は、分泌物によるようなものとか、細胞が変化してきている何かを感じるのだがな。
血液循環供給により細胞活動の行われているものとは違うことはわかるが、他には例えば爪とか歯とか、直接の血液が流れているとは思えないところ、それから神経が無いところも考えてしまう。(歯と言っても内部には神経があって、すごい痛みを感じることはあるけど、その外側のエナメル質と呼ばれるところだな)
爪なんぞ、これも髪の毛と同じで、先端の方は伸びすぎては困るから切るけど、痛みを感じない、神経がない。
でも何か感じるのだな。爪の表面の光沢とか、身体の健康を表すとかも言われるよね。

この辺りは大した根拠があるものではないので、一般論として血液もないし神経もないし、死んだ組織とするしかないのだろう。
しかしだ、今朝、あらためて感じたことなのだが。
何かショックのようなことにより、髪の毛の色が変化する、なんて話を聞く。
それほどではないにしても、自分の髪の毛も変化を感じることがある。

自分の髪の毛、ずっと前は、もっともっと沢山有って、邪魔なほどであったものだが、この頃はだいぶさみしくなってしまった。
そして白いものがちらちら混じっている。
それがちらちらなのか、結構有るのか、これまたはっきりしないのだ。
よく見ると、色合いがいろいろあって、どれを白とするか白黒のはっきりしないものが結構ある。
そしてはっきり白いものがある。
白いというよりはナイロンのような雰囲気の白さと言うか透明感というか、を感じる。

これらの髪の毛であるが、毎朝、髭剃りをするので、その前の歯磨きのときとか、鏡を見るのである。
そのときに、ときどき、アレッと思うことがある。
今朝もそうだったのだが。
ぱらぱらに白い毛が見えるのであるが、時に、その白さが極だって目立つときがある。
今朝もそうだった。

これまでのことで思うのは、疲れてるとき、寝不足のとき、前日に強いストレスのあったとき、そんなときに感じるのである。
これは何だろう。
よくわからない。
確実なこととして言えるまでともならない。

昔見たテレビドラマ、時代劇で、詳しいことは忘れたが、ショックのあまりうなだれていて、その後に自分の姿を池の水面に写してみると、それまでは黒い普通の頭髪が、全部真っ白の白髪の爺さんのような髪の毛になってしまった、という話を思い出すのである。
そんなこと信じられない、と思うくらいのことではあったものの、なぜか印象に残っていて、何かがあるのかも知れないと思っていたのかも。

どうなのだろう?