そして夕食後に床下作業を再開

疲れてる中、それでもこの際にある程度やっておかないとと、再開した。
昼前にいったん入って、観察をしており、処置を考えたりしていた。
また、床下の地面に敷物をしたままにしているので、あらためてやるよりは、この際にやる方が楽である。

<状況>
 観察による究明でわかった原因は、前回、2年前、東日本大震災の影響による補修を行ったときのものであるが、その時の補修で入れた補強材が外れたものであった。

床板をはがしてやれば完璧な補修が出来るのだが、それが簡単にはいかないものなので、仕方なく床下から隙間から補強材を入れることをしているのだが、これでは入れられる材料の大きさが限られて、しっかり入れることが出来ないのである。
(かなり前のことになるが、白アリ駆除の際に、その業者が、弱くなった部分の補修とかを一緒にやっており、そんな部分もあったりするのだが、それなんかも同じように床下から入れただけだから、上からの踏みつけとか地震の揺れとかによって、軋んだりしながら、ずれていって、外れてしまうのである。前回はこれを自分で直した。)

上を歩いているときに、キッ、キッとなったりするのは、こういった材料が擦れていることを示している。そのときにしなって片方がずれ、そして戻るときに同じところが戻るのなら変化はないのだが、実際には行きと戻りでは別の動き方をするために、結果として補強に差し込んだ角材がどんどん移動していくことになり、そのうち支えの部分を過ぎて外れ落ちることになるのである。
まあ、2年足らずでこのようになったのは、予想通りとは言える。

<検討>
 さて、どうしたものか?
結果がこの通り、予想通りとなったことで、同じことをしても先が見えている。
前の補修結果としては満足できるものであり、それ以外の異常は認められていないので、今度はこれがずり落ちないような対策をすればいいのだが。
軋みのときに、横ずれを防げばいいのだが。
(本当は横ずれをしても外れないくらいに十分な長さがあればいい。が、前にも言ったように、床板をはがさずにやるには、格子状に配置された床を支える角材の間に差し込むには、長いものでは入らない。そして入るような長さのものは、支える部分がほんの僅かになってしまい、ちょっとずれると外れ落ちて、これまでと同じようなことになってしまうのである)

 やはり止めるしかない。
通常は上からの床板の重みできつくなってるのだが、その上を人が歩くと、その重みのかかり方が変則的になって、撓みを生じさせるために、隙間が緩くなったり、そして挟み込んだだけの角材では横ずれを起こしてしまうのである。
止めるには釘であるが、これも床下からでは心もとない。打ち込み方が逆なのである。それに床下では金槌を思うように振れない。
木ネジを電動ドライバーでねじ込むことも考えたが、それに適する木ネジが無い。
やはりここは釘を使うことにした。
でも下からでは、床板に止める訳にはいかないし、支えの角材の横から斜めに打ち込むしかない。
斜めでは方向によって止める力のかかり具合が変わる。だからこれを補うため、支えの角材の反対側からも同じように斜めに釘を打ち込むことにした。
2本の釘が斜めに向かい合うような形に、下の支えの角材に止める形にする。下の支えの角材は斜めに掠めるようになるだけなので強度としては十分と言えるのではないのだが、横ずれを防ぐだけなので、そしてもう一方は固定しているのでもないので、場合によってはその一方の端の方が動くことになり力を逃がしてくれることと思う。そして戻りも同じようになれば、たとえ軋んだとしても、どんどんずれることにはならないと考えている。


<対処>
そして実行である。
床下はかび臭く湿っぽいので、出来るときにやってしまわないと。今はいい時ではある。
作業はつらい。姿勢がきつい。
レジャーシートを何枚も用意して、敷き足していきながら、その上に新聞紙を敷いたりしながら進む。
携帯ライトをつけながら。昔登山に使ったヘッドライトも使いながら。ライトは二つあると助かる。

くぎ打ちも難しい。狭いところで上に向かって打つ。はじめ小さい金槌を使ったが、あてる面が小さく、打ち損ねも多く苦労する。やはり普通の大きい金槌がいい。
何とか苦労して作業を終えた。
今回ずり落ちたのは数本であったが、他のものの同じように釘止めの対処をした。


<結果>
満足である。
ただ、くぎ打ちは下からなので、上に置いてあるだけの角材まで打ち込もうとすると、その角材が浮いてしまう。
これを仕方ないと。
あとで上から踏んでみると、確かに少し高くなったようである。
しかし、しっかりしているし、かえって動かなくなったようで、しっかりしてきたようだし、グッド!である。
これで10年20年は大丈夫だろう。
(これだけの問題だけなら)