中央道笹子トンネルの天井崩落事故

これだけ途切れることのない高速道路、必ず何台かは当たる。
遭遇、被災した車は、運が悪いとしかいいようがない。
何とも。
それにしても、トンネルに天井板があるとは思ってもみなかった。
近年の地震で体育館とかの天井板が外れて落下する事故が相次いだことを思い出す。
屋根が崩れたのなら致し方ないと思うものの、そうでもないのに、それほどでもないのに、深刻な事故になる。

ドンネルの壁が崩れるとかなら致し方ないとも言えるだろうが、天井の板が外れるとは。
それも単なる板ではない。一枚が1トンから1.5トンという重さのコンクリートの板では、落とされたらたまらない。

何とも近年はこれまで考えもされなかった事故が起きる。
人智の甘さではないのか。おごりがしっぺ返しに合い始めているのではないか。
どこもかしこも、これから想像もしなかったことが起こるような気もする。
物すべてが永遠ではなく、いつかは崩壊がある。
造ることはできても、壊し方を知らない。

原発も片付け方を知らないままに来ていた。
建造物もどんどん寿命が近づいている。

つい先日、赤坂プリンスホテルだったか、新しいハイテクの壊し方で撤去をしているという。
外国ではそんななまのろい方法ではなく、爆薬で破壊する方法を用いていることをときたま耳にする。
日本の密集地域ではそんな方法はとれなために、違った方法を考えることになるのだろうが、それにしても、これからどんどん寿命が来る建造物(ビル、塔、橋、・・)が、今は便利となっているものが、そのうち危険な、いつ災害を引き起こすことになる凶器となったときに、人間はどう対応していくものだろうか。

そもそも、人間はなぜこのようなものに頼ることになったのだろうか。
こんな便利なものがあったとて、人は豊かになったのであろうか。ゆとりが出来たのであろうか。
日本は確かにゆとりになったかも知れないが、それは他国に先んじていればこそであり、競争の先にいるから。
だが、これからは、かつてのイギリス病と言われたような、時代遅れの国となることが予想されている。

貿易は何になるのか。
進歩は何になるのか。

それぞれの地域で、ほどほどの食糧の自給により、