架空請求のハガキがきた

「総合消費料金未納分訴訟最終通知書」なる題名でのハガキが配達されてきた。

えっ、と一瞬思ったけど、だいぶ前にこんな話は聞いたことがある。

裁判なんてわからないものに巻き込まれると困るとの心理を突いた詐欺手口だ。

民事訴訟管理センター」とか、住所が霞が関だとか、電話番号も書いてあるが、みなでたらめだろう。

まずはネットで、その住所から検索してみる。

東京都千代田区霞が関3丁目1番7号

住所は途中までの入力で検索キー候補がドンピシャリで表示され(すでに検索されていることを表している)、架空請求の記事がいっぱい。

法務省からの注意の記事もトップにある。(すでに一年前2017年6月22日のものだ)

 

おそらく記されている電話番号も通じないものだろう。

詐欺犯が自分から手がかりを残すはずがない。

その電話番号は格好を付けるための形ばかりのもののはず。

現在は使われていなくて、掛けたとしても出ないか話中音か、あるいは現在使われていないとのアナウンス(これは怪しいと気づくひとつとなるが)になるか。

要はこちらからの連絡を本気で待っているのではないのだ。

 

では、何をしようとしているのか?

これについてはネットでは答えを得ることはできなかった。

どこの注意書きにしても、ただ電話したりしないように、無視しろ、としか言ってない。

これでいいのだろうか?

もっと何かないのだろうか?

こんなことされるだけで、ただ黙っているだけでいいのだろうか?

まあ、無視しておけば、相手だって危険を冒してまで、無理な接触をすることはないことはわかるけど、でもそれをわかっている者と、わからず不安に思う者と、いろいろあると思うのだ。

そんな中で、知らんぷりしておけとは何と脆弱な社会なのかと思う。

法務省も、警察も行政も、うまい対処法がないとは言え、それは無いだろう。

今後の対応についての展望でもいいから、相談者には何かあるべきだと思う。

そして、その方策だけでは犯罪を防ぐことが出来ないのなら、何らかの対策に向かって動くべきではないのかと思う。

(そう言ってきた半面、こういったことに対する対抗策として規制や立法とか考えると、その陰で別の影響があるのを懸念することも気になるのだが。)

 

とにかくこんなことで秩序が荒らされるのには耐えられない気持ちである。

 

自分は、前に詐欺電話がかかってきたこともあるからなお思うかとだが。

そのときは、電話機のナンバーディスプレーに「通知圏外」と表示され、電話に出たときにそれを相手に訪ねてしまった。そうしたら相手は、パソコンを使った発信をしてるといってた。何となく納得してしまった。自分もLINEで固定電話に電話するとか試したりしていた頃だったから。しかし、警察を名乗るような者がそんな電話を使うのはおかしいと思ったのは後からだった。

だが、こちらのそんな反応から、こちらはナンバーディスプレーを備えていることがわかったろうから騙すのは無理と感じたと思う。

預金通帳を見て欲しい、なんて言うものだから、用意してから折り返し電話するから、そちらの電話番号を教えて、と言ったら、教えてくれたけど、そんなちゃんとしたもの教える訳がない。こちらだって警察に通報しようと思ってしたものであるし、相手も適当に切り上げるために適当な番号を言ったに違いない。(後から警察でも同じような解釈をしてた)

 

さて、今回のハガキでの架空請求だが、これはこの後、どのような展開するのか。詐欺犯はどのような手を用意しているのか。

こちらから電話させるようなことはしないはず。電話番号から追跡される恐れがあるから。

だから、必ず、あちらから連絡してくる。

だけど、電話なら、番号を知られたくないから、非通知か通知圏外かでかけてくる。

そしてこれはナンバーディスプレーを使っていれば、電話を受ける前に確認できる。

だから、ナンバーディスプレーがあれば、そうそうやすやすと詐欺に引っかからないのだ。

これはNTTが悪い!

そのナンバーディスプレーは月に400円も取る。馬鹿にならない。

携帯やスマホは番号通知表示が当たり前なのに!

だからスマホとか使わないで固定電話しか使わない老人たち、そこを詐欺犯が狙うのだ。

⇒番号通知は標準機能にすべき

と訴えたい。

そして加入者全部が適用となればそれをNTTは収益にするのではなく、最低の維持費くらいは、50円くらい取ってもいいかもしれないが、社会責任として対応していくべきことと思う。

 

さらに自衛のためとして、通話の録音機能も有効である。

後からの状況証拠ともなるし、通話開始のときにその旨のアナウンスをすれば詐欺撃退に大きな効果がある。

 

また、進展あれば報告する。